バイデン米政権の発足以降 初めて、米中の外交・安保の司令塔たちが会う(画像提供:wowkorea)
バイデン米政権の発足以降 初めて、米中の外交・安保の司令塔たちが会う(画像提供:wowkorea)
ジョー・バイデン米政権の発足以降 初めて、米中の外交・安保の司令塔たちが会う。初の高位級対面会談である。ドナルド・トランプ前米政権当時に関係が疎遠となった米中関係が、全方位的な「強対強」構図として激化するか、対立の中でも妥協を通じた協力関係へと向かうのかが試されることになるとして注目される。

米国務省は、バイデン政権の外交・安保の司令塔であるアントニー・ブリンケン米国務長官とジェイク・サリバン米国家安保補佐官が 今月18日から19日(現地時間)の二日間、米アラスカ州アンカレッジで中国の楊潔チ 中国共産党外交担当政治局委員・王毅 国務委員兼外相と「2+2高位級会談」を開くと10日 発表した。このことについて米ホワイトハウスは「今回の会談は、互いに深く対立している問題をはじめとして 広範囲な議題を扱う機会として、我々は中国の対応と行動、中国が米国と我々の同盟国・パートナーの価値と安保に対して掲げた挑戦に関する懸念を率直に説明する」と伝えた。

今回の「アラスカ会談」に先がけて米国は同盟国との接触に乗り出す。ブリンケン長官はロイド・オースティン米国防長官と共に、15日から18日 日本と韓国を巡訪し「2+2会談」をする予定である。ホワイトハウスは「我々は同盟国・パートナーと足並みをあわせる方法を通じて、有利な立場で中国との関係に接近する」と語った。日韓の巡訪を終え、ブリンケン長官はすぐさまアラスカへと向かう。中国との「談判」の前に、一種の「3結集(日米韓)」に乗り出すというわけである。

米中「初顔合わせ」となるが、今回の会談で米国側は 国防・経済・外交・情報技術(IT)などを総網羅した対中圧力に乗り出すものとみられる。台湾・香港はもちろん少数民族の人権問題など、習近平 中国国家主席のアキレス腱までも 全て公論化する公算が大きい。中国も“一つの中国”という原則を立てて「内政に干渉するな」と対抗するものとみられる。

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