13日に国会の立法調査処が発刊した「OECD主要国の保健医療人力統計及び示唆点」によると、韓国の人口1000人当たりの医師の数は2.3人で、OECD加盟国の平均(3.5人)より1.2人少ないことがわかった。36加盟国のうち最下位の水準だ。
ただ、韓国の人口1000人当たりの平均医師数の増加率はOECD平均を上回った。韓国の人口1000人当たりの医師の数は2000年(1.3人)から2017年(2.3人)の間に約77%増加した。OECDの平均増加率(27%)よりはるかに高い。
高齢の医師の割合もOECD加盟国の平均より低いものと調査された。2017年の韓国の55歳以上の医師の割合は19%で、OECD加盟国34か国中3番目に低かった。OECD加盟国の平均は34%だった。
医師全体のうちの専門医の割合も約73%でOECD平均(65%)より高かった。
人口当たりの平均医師数は不足しているが、医師の年齢が相対的に若く専門医の割合も高いということだ。
立法調査処はこのような国内の医療人力構造の特徴を考慮し、人力供給と関連した中長期的な戦略が必要だと提言した。新型コロナウイルス感染症などの相次ぐ感染症の発生で医師の人力拡大の必要性が提起されているだけに、医大の定員拡大など供給政策が進められるべきだが、韓国の医師人力の特徴を多角的に検討し長期的な人力供給計画を立てなければならないというものだ。
また、立法調査処は韓国の医師人力のうち専門医の割合が高く、都市・農村間の医師密度の格差もOECD加盟国に比べて低いという点を考慮し、地域の一次医療を強化することのできる医療伝達体系の改善案にも取り組む必要があると分析した。
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