【釜山聯合ニュース】環境保護団体グリーンピースの共同創設者、パトリック・ムーア氏が16日、釜山の長安高校で教師や生徒約300人に講演し、未来のエネルギーとして原子力の必要性を強調した。
 ムーア氏は、昨年の福島第一原子力発電所事故を機に脱原発を訴える声が高まっているものの、世界のエネルギー需要が急増している現状では持続可能なエネルギーとして原子力が不可欠と話した。
 ムーア氏は、グリーンピースが原子力技術の利点と破壊的な誤用を混同しているとして1986年にグリーンピースを脱退した。現在は温室効果ガスを排出しない原子力を支持する活動を行っている。
 講演は知識経済部と韓国原子力文化財団が共同で開催した。

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